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ひらめき財団設立に込めた想い 代表理事福井直樹
財団設立に寄せて-ひらめき財団代表理事 福井直樹からのメッセージ

ひらめき財団設立に込めた想い 代表理事福井直樹

財団設立に込めた想い

アイデアは会社にも社会にも自分にも必要なもの。これは誰もが感じていることでしょう。

ですが残念ながら、アイデアが出ないと言われ続けて来ました。

高度成長期を通り越し、欧米諸国のことを真似ていれば良かった時代は終わりました。

日本、日本人は気がつけば社会制度も企業活動分野においても世界で先頭を走り始めています。

今までと同じでは淘汰されることに気付いています。
だからこそ自らアイデアを出さないといけないのです。

でも日本人はアイデアを真似るだけでなく、改善したり、新しく産み出すことが得意なようです。

アイデア理論に基づくひらめきメソッドは、アイデアが出る人なら教わったことがないのに知っているアイデア構築手法であると気付きます。

本来持っている能力についてまとめただけですから、実は多くの人が知っていますし、使っていることに気付かれることでしょう。

アイデアを出すことが身近な人が手に入れている簡単な手法を誰もが使えるようにすることが一つの使命でもあります。

もちろん、アイデアマンの人は、理論を用いれば確信を持ってアイデアを産み出せるようになります。

ひらめき財団は、誰もがアイデアマンになることで世の中にアイデアが溢れる社会を実現する。

未来に希望を持てる社会に寄与することを目的として設立致しました。

財団法人という選択について

今回のある意味、新たな起業において、もう一つの意味があります。

それは会社の売却を2度も経験した私が売却不可能な財団法人を設立したことにあります。

知人の社長からは、何故わざわざ財団法人なのか?と疑問を持たれることがほとんどです。

その回答を少しだけお話したいと思います。

事業を大きくして株式を公開する。そして、更に調達した資金で事業を拡大する。

それこそが成功であると考えることに異論はありません。

しかし、そういったことによるお金や名声より、株主に左右されず社会への貢献を愚直に追求することを目指そうとする人が以前に増して増えていると感じています。

私は幸運なことにアイデアを必要とする環境の元で育ちました。

1歳での父親の死という現実です。

この国のお陰で高校卒業まで教育費を免除されましたが大学は自費で卒業しなければなりませんでした。

そのため11歳で起業を決意しプログラミングを学び、結果的にプログラマーとして収入を得つつ夜間の大学で経営学を学ぶというアイデアモデル的に言えば【IT技術活用型ハイブリッド方式自活型文系大学生】といったアイデアを産み出しました。

このアイデアのお陰で若くして多くの経験を積むことが出来たのは事実です。

人の何倍も努力をして会社を興し、そして成功してお金を手に入れることこそが幸せにつながると考えていたためでもありました。20世紀型の根性物語ですね。

しかし、21世紀になり日本の若者の価値観は大きく変わって来ているようです。

震災のボランティア活動に従事することで新たな価値観に気付いた人も多いと報道されています。

実際にも、母校神戸大学での起業家精神育成ゼミにおいて起業家を目指す多くの学生と関わっていますが、お金より社会貢献に重きを置きたいという学生が多いことに驚いています。

アメリカでは就職志望ランキングにおいてNPO法人が上位に来ることが当たり前な社会になっているのです。

日本でもあと10年もすれば、非営利団体が上場企業のように働きたい団体になっているかもしれません。

ひらめき財団は多くの人が志して入団したい非営利団体に育てたいと考えております。

とはいえ、どれだけ立派な社会貢献をしたとしても上場はおろか、分配されるお金(報酬)も上場企業のようにはいきません。

しかしながら直接的な社会貢献に寄与出来ていると感じられることによって、報酬よりもやりがいを感じる人が集まる活動を創造することが我々財団の使命だと考えています。

アイデア理論(ひらめきメソッド)の研究と普及活動を通して、日本や世界を良くしていると実感できることが何より大切になっていきます。

これから、本や電子書籍などの出版、アイデア分解やひらめきに活用できるアプリの開発、アイデア公開のためのフリーマーケットの創造、アイデア分解結果のデータベース公開、アイデアについて情報交換できるFacebook等のソーシャルメディアの活用、素晴らしいアイデアの表彰などを通し、長い年月を掛けて理論だけでなく、アイデア自体が流通する市場を形成して参ります。

アイデアを産み出せることさえ分かれば、不慮の事態さえ恐れる必要がなくなります。

我々は社会に希望を与えるだけで無く、成果を実際に産み出すことを重視し、多くの方(個人、法人、教育機関)にご賛同頂ける団体に成長させて参ります。

ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

一般財団法人ひらめき財団 代表理事 福井直樹

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